木原稔防衛相は5日の記者会見で、米国防総省が近く輸送機オスプレイの飛行停止措置を解除するとの報道に関し、「事故状況や安全対策について確認作業をしている状況に変わりはない。具体的な内容は米側との関係もあり現時点でお答えは差し控える」と述べた。
鹿児島県屋久島沖で昨年11月に起きた米空軍CV22オスプレイ墜落事故を踏まえ、米軍は飛行停止を続けている。米AP通信は今月1日、オースティン国防長官が飛行再開計画を受け入れ、軍幹部が3日からの週に計画を防衛省に説明すると報じた。
木原氏は、米国防長官が関係部署に対し、日本政府との事前調整なしに日本国内のオスプレイを運用しないよう指示を出していると重ねて言及。「これまでのところ米側から事前調整は来ていない」と話した。