「人だとは思わなかった」タクシー運転手の男(76)をひき逃げの疑いで逮捕 広島・廿日市市

歩行者を車でひき逃げしたとして、タクシー運転手の男が5日、警察に逮捕されました。

過失運転傷害と道路交通法違反(救護措置義務違反・事故不申告)の疑いで逮捕されたのは、広島県廿日市市峠に住むタクシー運転手の男(76)です。

警察によりますと、男は5日午前6時前、廿日市市城内2丁目の市道で普通乗用車を運転中、歩いていた製造工の男性(59)を追い抜きざまに背後から衝突。路上に転倒した男性をひいて、左足を骨折するなどのけがを負わせたにもかかわらず、そのまま逃走した疑いが持たれています。

調べに対して男は「何かに乗り上げたが、人だとは思わなかった」と供述し、容疑を一部否認しているということです。

被害者の男性が110番通報して、事件が発覚。現場に残されていた車の部品などから、警察が男の車を割り出し、逮捕に至ったということです。

当時、男は出勤途中で、タクシーではなく自家用車を運転。事件後、そのまま勤務先に向かい、仕事をしていたということです。

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