【韓国】大邱慶北統合新空港、30年開港目指し推進[経済]

韓国政府は4日、「大邱慶北統合新空港」の建設推進計画を発表した。上半期中に特別目的会社(SPC)を発足し、年内に設計を終える方針だ。2025~26年に着工して30年の開港を目指す。

新空港の建設は、軍空港と民間空港を大邱市軍威郡および慶尚北道義城郡一帯に移転する事業となる。民間空港は、60年には旅客1,226万人、貨物21万8,000トンを処理する施設となる。

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は同日に慶北大学で開催された討論会で、新空港について「30年開港の目標を達成できるよう、事業の推進速度を加速する」と述べた。また、新空港にアクセスできる広域急行鉄道や高速道路がスムーズに開通できるよう支援する意向も示した。

■ロボテストフィールドも造成へ

このほか、大邱市に約2,000億ウォン(約226億円)を投じて28年までにロボットの安全性や性能を検証する「国家ロボットテストフィールド」を造成する計画も明らかにした。大邱市で◇ロボット◇モビリティー◇人工知能(AI)——といった新産業を集中的に育成する。

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