【台湾】台南市、松武と市産品の輸出開拓で覚書[農水]

台南市政府は松武と台南産品の日本市場への輸出開拓を目的とした協力の覚書を締結した=5日、大田区(台南市政府提供)

台南市政府は5日、大田市場(東京都大田区)の青果専門卸売業者、松武と台南産品の日本市場への輸出開拓を目的とした協力の覚書を締結したと発表した。

台南市の黄偉哲市長と松武の楊兆清代表取締役が同日、大田市場で覚書を締結。台南市政府は会見会場で冷凍パイナップルや冷凍マンゴー、各種ドライフルーツ、白身魚サバヒーのつみれといった台南産の農水産品を展示し、来場者にPRした。

楊氏は「台湾のパイナップルは評判が高く、日本の消費者から愛されている。特に台南のパイナップルは日本市場では高級品と位置付けられている」とコメント。黄氏は、松武との覚書締結で「互いの協力を深め、台南の農産品の日本市場におけるシェアを高めることができる」と期待感を示した。

台南市は東京都内で開催中の食品・飲料展示会「FOODEX JAPAN(フーデックスジャパン)2024」に出展。台南市政府によると、台南の農漁業企業や農会(農業団体)などが12のブースで80以上の農水産品を展示する。

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