すしの魅力伝える150冊 県立図書館で企画展

すしの関連書籍を展示したコーナー=富山市の県立図書館

 県立図書館の企画展示「寿司(すし)と言えば、富山」は5日、富山市の同館で始まった。すしの歴史やレシピ、富山湾でとれる魚などをテーマにした約150冊が展示され、来場者にすしの魅力や奥深さを伝えた。

 県のブランディング戦略の一環として、初めて企画された。

 特産品のますずしに関連し、江戸時代の上方商人が全国の名産について記した「日本山海名産図絵(にほんさんかいめいさんずえ)」が展示された。神通川のマスが「名品」とされたことを紹介している。職人向けに魚の下処理の方法を解説した本や、回転ずし店を題材にした絵本も並んだ。

 県立図書館の竹内洋介係長は「富山のすしの魅力やおいしさを再認識するきっかけとなってほしい」と話した。すしのオブジェも展示された。24日まで。

© 株式会社北國新聞社