球界を代表するスーパースターのハートを射止めた新妻の正体を探る情報合戦が過熱している。
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が２月29日、自身の公式インスタグラムで日本人女性との結婚を発表した。突然の報告に日米メディアは騒然とし、その反響は野球人気が盛んな中南米メディアでも取り上げられ、野球がメジャースポーツではない英国の公共放送局『BBC』も結婚発表を報じるほど、その影響力は計り知れない。
結婚発表の翌日、大谷は報道陣の取材に応じた。お相手は「いたって普通。普通の日本人です」と明かし、決め手は「特にこれというのはない。一緒にいて楽しいですし、なんとなくずっといるところを想像できた」と話した。
さらに、「出会ったのは３～４年前です。婚約したのは去年。キャンプの途中に（彼女は）こっちに来ました」など、自身の結婚に関する質問に一つひとつ丁寧に答えた。嫌な顔ひとつせず、「日本でデートなどしなかったのか？」という質問には「外に出たら、皆さんがうるさいので」と笑って場を和ませるなど、偉才の振る舞いはグンと好感度を上げた。
そんななか、大谷の新妻をなんとか特定しようと詮索する声も決して少なくない。
例えば、台湾メディアの『TVBS新聞網』は大谷本人が「（結婚相手は）年下です。２個下かな」と明かしたことに過敏に反応。「大谷翔平は、妻が『２歳年下』であると日本のメディアに語った。彼の嫁とは一体何者なのか？」と”年下”に強い関心を示しながら、「誰もがラッキーガールを予想している」と、絶大な人気を誇る台湾国内でも大谷の新妻の正体について、様々な憶測が飛び交っていると伝えている。
このように妻の素性を明かそうと躍起になる動きに警報を発しているのは、フィリピンのニュースメディア『The Daily Tribune』である。
同メディアは「野球界のスーパースター、ショウヘイ・オオタニは今年２月末に結婚したと爆弾発言をした。新妻の素性について、彼はファンに推測を続けさせている」と紹介。「オオタニは、なぜこのような結婚発表をすることにしたのか。それはマスコミが『みんながうるさくて、おせっかいだから』と笑いながら答えた。冗談にも聞こえるが、これは案外、的を射ているかもしれない」と見解を綴る。
加えて、「オオタニは結婚を発表していなかったら、いろいろな噂が流れていたかもしれない。だから今日ここで発表して、これからは野球に集中したいのだろう」と付け加え、連日注目を浴び続けるスーパースターの心中を察した。 記事の終盤では、「オオタニは、結婚がキャリア上の決断に影響を与えることはないと語った。彼女はオオタニの意見や考えを尊重してくれるみたいだ。妻は彼がプレーしているところなら、どこにでも喜んで来る」と記し、大谷の新婚生活を静かに見守るよう訴えている。
結婚発表後、大谷の打棒はますます快調だ。３日のコロラド・ロッキーズ戦では３打数３安打で全打席出塁。ここまでオープン戦は３試合に出場して７打数５安打、１本塁打、５打点と手が付けられないほど、絶好調なパフォーマンスを見せている。５日（日本時間６日＝午前10時５分）には、メジャー１年目から過ごした古巣ロサンゼルス・エンジェルスと初めて顔を合わせる。
グラウンド内外で話題を提供し続ける大谷。野球界を牽引するスーパースターの過熱な人気ぶりは、収まる気配がない。
構成●THE DIGEST編集部
