群馬県内の公立高の2024年度入学者選抜の合否判定について、県教委は5日、勢多農林高(前橋市)で本来合格となるはずの受験生2人を不合格にするミスがあったと発表した。別の受験生2人についても、志望と異なる学科で合格にする誤りがあった。
県教委によると、同日午前10時に合格発表をしたところ、受験生2人から志望と異なる学科で合格しているとの指摘があった。学校が確認すると、合否判定する際の資料で誤りが判明。謝罪した上で、志望学科に合格していることを伝えた。
この影響で、2人が誤って合格とされた学科では、本来受かっていたはずの別の2人が不合格にされていたことも分かった。学校側は2人に謝罪した上で合格を伝えた。
県教委は全ての県立学校長に対し、正確な選抜事務を求めることを通知。「関係者に心よりおわび申し上げる。再発防止に万全を期す」とした。