ロがEU諸国大使を非難、ナワリヌイ氏葬儀参列も外相会談拒否で

Guy Faulconbridge

[モスクワ 5日 ロイター] - ロシア政府は5日、モスクワに駐在している欧州連合(EU)諸国の大使が反政府活動家ナワリヌイ氏の葬儀に参列しながら、ラブロフ外相との会談を拒否したことについて、内政干渉に勤しんでいるなどと非難した。

ロシア側によると、15―17日の大統領選を前にEU諸国大使とラブロフ外相が話し合いを持つ場を設定したものの、拒絶された。

これを受け同国外務省の報道官は国営テレビ番組で、ラブロフ氏との会談拒否はこれらの大使が内政干渉を行いつつ、本来果たすべき外交官としての役割よりも「パフォーマンス」に重きを置いている様子が浮き彫りになっていると指摘した。

さらに「誰の目にも疑問が生じている。彼らは何をやっているのか。自らの最も大事な権能を行使しないとすれば、ロシアにおける自分たちの仕事をどう受け止めているのだろうかと」と述べた。

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