7種類の日本酒と焼酎飲み比べセット 宇佐市の7酒蔵、JR誘客イベントに合わせ【大分県】

宇佐市の七つの酒蔵でつくるJYOKKAS∞のメンバー=宇佐市四日市の常徳屋酒造場
7種類の日本酒と焼酎が楽しめる「宇佐7蔵JR日豊本線ラベルセット」

 【宇佐】宇佐市内にある七つの酒蔵でつくる「JYOKKAS∞(ジョッカス)」は、各酒蔵の日本酒と焼酎7種類の飲み比べができるセットを作った。4~6月にあるJRグループの福岡・大分デスティネーションキャンペーン(DC)期間中、市内のイベントと各酒蔵(1社を除く)などで販売する。大型誘客イベントを生かして、県内外に宇佐の地酒をアピールしたい考え。

 商品名は「宇佐7蔵JR日豊本線ラベルセット」。各酒蔵お薦めの日本酒3種類と焼酎4種類の300ミリリットル入り瓶を詰め合わせている。それぞれのラベルには特急ソニックなど日豊線を走る7種類の列車のイラストを使用。杯模様などをあしらったオリジナルタオル付きで、箱も特別に製作した。

 価格は税込み5千円。限定200セット。うち100セットは、3月23日のJR柳ケ浦駅リニューアル記念イベントで先行販売する。

 セット商品は初めての試み。ジョッカスの四ツ谷岳昭代表(54)=四ツ谷酒造代表=は「各酒蔵の個性豊かな酒が味わえる。この機会にぜひ宇佐に足を運び、購入してほしい」と呼びかけている。

 宇佐市は県内一の穀倉地帯で日本酒や焼酎の原料に恵まれ、酒蔵の数が最も多い。ジョッカスは各酒蔵が連携して酒どころをPRしようと、2010年に発足。毎年5月に「酒蔵まつり」を市内長洲で開いている。団体名は各酒蔵の頭文字を並べた。

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 JYOKKAS∞(ジョッカス)は23日、「宇佐酒蔵巡りツアー2024」を初めて開催する。宇佐市のJR柳ケ浦駅リニューアル記念イベントに合わせた企画。15日まで参加者を募集している。

 当日は貸し切り列車を運行する。大分か別府駅から乗車し、柳ケ浦駅で下車。宇佐市内の酒蔵をバスで巡る。

 3コースあり、申込時に選択する。特製の酒升、列車内での振る舞い酒、唐揚げミニパック、500円分の試飲券などが付く。料金は税込み5千円。対象は20歳以上で、定員は先着80人。

 詳細と申し込みはツアーの特設サイトから。

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