栃木県が2年連続「全国3位」 地方移住を支援するNPO法人の相談者が選ぶ「移住希望地ランキング」

とちぎテレビ

地方への移住を支援するNPO法人の相談者が選んだ移住希望地のランキングで、栃木県が2年連続で「全国3位」になり、過去最高順位を維持しました。

東京都のNPO法人「ふるさと回帰支援センター」が3月1日に発表した2023年の移住希望地ランキングで栃木県は、前の年に続き2年連続で過去最高の全国3位となりました。1位は4年連続で静岡県、2位は、群馬県が9位からジャンプアップしました。

センターでは、宇都宮市と芳賀町を結ぶ次世代型路面電車LRT・ライトラインが8月に開業し話題性に富んだことなどを要因としてあげています。

直近の栃木県のランキングを見てみますと2018年と19年は、上位20位に入らずランク外だったのが、20年が13位、21年が9位と順位を上げてきました。センターが23年に受けた相談件数は、3年連続で過去最高となる5万9276件に上ります。栃木県が今年度(2023年度)受けた県内への移住相談件数は、1月末の時点で1434件と、すでに昨年度の1195件を上回り、年々増加傾向にあります。

センターではコロナ禍を機に、東京圏より生活費がかからないふるさとへのUターンや、テレワークといった、働き方の多様化で生活を見直す人が増えたことが相談の増加につながったと見ています。特に東京へのアクセスが良い地域が人気で県内では、新幹線や特急が止まる駅がある自治体に移住を希望する人が多くなっているということです。

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