今季絶好調のビラに大きな懸念…財政問題から夏の主力売却は避けられず?

クラブ側の事情から売却候補の一人となりそうなMFドウグラス・ルイス[写真:Getty Images]

アストン・ビラは今夏の移籍市場で主力を売却する可能性があるようだ。

今シーズン、ウナイ・エメリ監督の下で快進撃を続けるビラ。プレミアリーグでは27試合を消化して17勝4分け6敗の4位と好位置につけており、チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いに絡んでいる。

現在はリーグ3連勝中とピッチ内では絶好調のビラだが、ピッチ外では大きな懸念があるようだ。イギリス『デイリー・メール』によると、ビラは前会計年度1億2000万ポンド(約228億円)近くの損失があり、これがプレミアリーグの利益と持続可能性に関する規則(PSR)に抵触する可能性があるという。

PSR抵触となれば勝ち点はく奪の恐れもあるため、ビラは今年6月までに主力を売却することで資金を得る必要がある模様。売却の候補として、ブラジル代表MFドウグラス・ルイス(25)やU-21イングランド代表MFイコブ・ラムジー(22)の名前が浮上している。

一方で、同じく人気銘柄であるイングランド代表FWオリー・ワトキンスや同代表DFエズリ・コンサへのオファーは拒否する方針とのこと。とはいえ、エメリ監督の手腕もあり好チームに仕上がっているだけに、クラブとして主力の売却は大きな痛手になるだろう。

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