「彼とは全てが上手くいっている」パリSGの“王様”エムバペが指揮官との確執を否定!「問題自体はあるけど監督との間にはない」

パリ・サンジェルマンのキリアン・エムバペが、ルイス・エンリケ監督との確執報道に言及した。英メディア『talkSPORT』が伝えている。

今夏のレアル・マドリー移籍が有力なエムバペは、3月1日に行なわれたリーグアンのモナコ戦でハーフタイムに交代。すると、試合中にもかかわらず、スタンドで観戦をしたり、通話をしたりと、明らかに自由奔放の範疇を超えた行動を取った。

フォア・ザ・チームに徹しない絶対エースに対し、厳しい声が寄せられるなか、エンリケ監督はモナコ戦後に「エムバペがハーフタイムに退いたのは予防措置? それとも戦術的な選択?」と問われ、「100%監督としての決断だ。遅かれ早かれ、キリアン抜きのプレーに慣れなければならない。チームにとってベストな決断だ」と淡々と答えた。

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こうした経緯もあり、すれ違いが取り沙汰されているが、エムバペはハッキリと否定。2ゴールを奪い、チャンピオンズリーグ準々決勝進出に導いた3月5日のレアル・ソシエダ戦後に、エンリケ監督との関係をこう語った。

「(僕らの関係は)とても良い!彼とは全てが上手くいっている。問題自体はあるけど、監督はそのひとつではない」

エムバペの言う「問題」とは去就を指すのだろうか。ちなみに指揮官はソシエダ戦後、「私にとって、彼は世界最高の選手だ。どのチームでも50ゴールを決められる」と絶大な信頼を寄せたうえで、「彼は近い将来、おそらくここにはいないだろう」と口にした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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