両生類は「卵を水中に産む」…解答限定できず 県立高校入試で出題ミス 鳥取県

5日行われた鳥取県の県立高校の入学試験で理科の問題に出題ミスがあり、鳥取県教育委員会はこの設問について全員が得点したこととする措置を取りました。

鳥取県教育委員会
「結果として受験者が戸惑う出題となったことは申し訳なく思っています」

鳥取県教育委員会によりますと出題ミスがあったのは5日、5科目目に実施された理科の試験で、問題1の問2でオオサンショウウオを題材として両生類の特徴を問いましたが、両生類の中には木の枝に卵を生むモリアオガエルなどの例もあり、必ずしも「卵を水中に産む」と解答を限定できないことがわかったということです。

5日の試験後に県立高校のひとつから指摘があり、6日出題ミスと判断したということです。

中学校の教科書では一般的に「卵を水中に産む」と記載されているということです。
鳥取県教育員会はこの設問について採点時に全員が得点したこととする措置をとり、各高校に指示しました。

5日の県立高校の入学試験は2691人が受験していました。

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