39歳で認知症と診断…当事者と学生が対話 認知症になっても暮らしやすい社会を考える 岡山・倉敷市

認知症になっても暮らしやすい社会について考えるイベントが岡山県倉敷市で開かれました。

川崎医療福祉大学で開かれたイベント。講師はセールスマンとして働いていた39歳の時に認知症と診断され、当事者として啓発活動を行っている丹野智文さん(50)です。

(39歳で認知症と診断/丹野智文さん)
「結局認知症の人は助ける人っていう風になってしまっているような気がしていて、本人に聞かないとわからないんですよ、何が困っていて、何を工夫しているか、だから本人と会話する機会がもっともっと増えてくれれば」

主催したのは岡山県の5つの大学で福祉などを学ぶ学生でつくる「オレンジパートナー実行委員会」です。

参加者は認知症当事者との関わり方などを丹野さんに聞きながら、どのようにすれば認知症になっても暮らしやすい社会を実現できるかを考えました。

(オレンジパートナー実行委員会/新川玲亜 委員長)
「認知症になったらこういうことができなくなるというマイナスなことばかりじゃなくて、こういう環境・理解が得られるから、こんな風に前向きに生きられるんだよということを伝えていけたらうれしい」

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