中古の軽トラック10台が能登の被災地へ 2019年台風19号で活躍 災害ごみ回収などに

復興に役立ててもらおうと、長野県内の企業が能登半島地震の被災地支援を続ける団体に中古の軽トラック10台を提供しました。災害ごみの回収などで使われます。

県庁前にずらりと並んだ10台の軽トラック。ドアには「災害ボランティアセンター」のステッカーが張られています。

自動車販売などを手掛ける長野市の「オンサイテック」と、辰野町の「竹入自動車」が、被災地で役立ててもらおうと、県と民間の協同で復興支援に取り組む「県民本部」に提供しました。

オンサイテック・西沢久友社長:
「車は小さいですが、この荷台には長野県のわれわれの気持ち、被災された方の気持ちを満載しています」

オンサイテックは、2019年の台風19号災害の時も軽トラック30台を提供。災害ごみの運搬などで活躍した経験から、今回も提供を決めました。

「県民本部」は災害ごみの回収やキッチンカーでの食事支援などを続けていて、軽トラックは輪島市と能登町で使われます。

長野県社会福祉協議会の担当者:
「災害ごみを片付けないと復旧はできない、機動的に、かつ誰でも運転できるものを。軽トラが非常に活躍するのではないかと思う」

11日にも被災地に到着し、活動を始めます。

© 株式会社長野放送