スズ子が香川に里帰り、再登場した「六郎の亀」に視聴者涙

昭和の世を照らす大スター・福来スズ子の波乱万丈な人生を描いた連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK朝ドラ)。3月6日放送の第109回では、スズ子が久しぶりに訪れた香川で、若くして亡くなった弟・六郎のカメが再び登場し、話題となった。

床に臥せっている梅吉(柳葉敏郎)と再会するスズ子(趣里)、カメを持つ愛子(小野美音)(C)NHK

4カ月ぶりにアメリカから帰国したスズ子(趣里)。それから1年が経ち、スズ子は新居のご近所さんともすっかり馴染んでいた。ある日、そんなスズ子たちのもとに香川の親戚・松吉(木内義一)から電報が届く。

がんで闘病していた父・梅吉(柳葉敏郎)が危篤になったと知り、娘の愛子(小野美音)を連れて香川へと向かうスズ子。スズ子が梅吉の香川での暮らしぶりをたどるなか、愛子は祖父である梅吉とはじめて2人きりになるのだった。

梅吉が戦争で亡くなったスズ子の弟・六郎(黒崎煌代)の亀を、今も飼っていたことが明らかになった今回の放送。梅吉が「よう長生きしとるわ。六郎の分まで生きとんやろ」と呟くシーンも描かれた。

SNS上では若くして亡くなった六郎を思い出す人も多く、「六郎の亀がまだ元気そうで安心した」「六郎の亀に泣いた」「六郎くんを想いながら大切にカメさん育ててきたんだね・・・」などの声が相次いでいる。

放送はNHK総合で朝8時から、NHK BS・プレミアム4Kでは朝7時半からスタート。3月7日放送の第110回では、梅吉の病状がいよいよ危ないと聞いたスズ子が覚悟する。

文/つちだ四郎

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