マンU、ハーランド獲得のチャンスを“2度”逃していた? スールシャール氏が告白「彼らはノーと言った」

マンチェスター・ユナイテッドは、2度にわたりノルウェー代表FWアーリング・ハーランドを獲得するチャンスを逃していたようだ。6日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。

今シーズンここまでの公式戦で31試合出場28ゴール6アシストの成績を残し、リーグ2位につけるマンチェスター・シティを牽引しているハーランド。すでに“世界一のストライカー”との呼び声も高い同選手だが、2017年からの2年間は母国ノルウェーのモルデというクラブでプレーしており、当時の指揮官はマンチェスター・ユナイテッドでのプレー経験を持つオーレ・グンナー・スールシャール氏であった。その後、スールシャール氏は2018年12月にマンチェスター・ユナイテッドの暫定監督に就任すると、翌年3月には正式な指揮官へと就任している。

イギリスのポッドキャスト『スティック・トゥ・フットボール』に出演したスールシャール氏は、「モルデでは2シーズン、彼が在籍していた」と当時を回想。「マンチェスター・ユナイテッドに来る前の夏、クラブに電話して『この子と契約しなければいけない。トップクラスになるよ』と言ったんだ」と獲得を進言したものの、「それが2018年の6月から7月にかけてのことだったが、彼らはノーと言った。選手に関するレポートはもう十分だと」と断られていたことを打ち明けた。

また、ハーランドがザルツブルクに移籍後も強い関心を寄せていたようで、同選手の契約に1700万ポンド(約32億円)の放出条項が付帯していたため、「私はユナイテッドに、リリース条項があるうちに彼を買うようストレートに言ったんだ」と獲得を再び提言していたと告白。「その時、私たちはそれ(放出条項)を知っていた。1700万ポンド(約32億円)という破格の移籍金を払うクラブはなかっただろうし、お買い得だった」と振り返りながら、「ザルツブルクで得点を決めるようになるまでは、入札もしなかったし、獲得に乗り出すこともなかった。その頃にはドルトムントもユヴェントスも、みんなが集まっていた」と争奪戦に出遅れた経緯を説明している。

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