【ベトナム】野菜加工ホーラス、ラムドン省に新工場[農水]

ベトナムで野菜栽培や加工などを手がけるホーラス(HOLUS、東京都渋谷区)は4日、中部高原ラムドン省に第2、第3工場を建設すると発表した。既存の第1工場と合わせた生産能力は年1万トンを超え、同国最大規模の野菜加工工場となる見込みだ。

新設の2工場は、現地法人のアグリエックス(AGRIEX)の第1工場があるドゥックチョン郡フーホイ工業団地に建設する。第2工場の延べ床面積は約4,000平方メートル、第3は約4,500平方メートルで、どちらも今夏に完成を予定する。

アグリエックスは農薬や化学肥料に頼らない安心・安全な野菜づくりに取り組んでいる。2022年に完成した第1工場は300人以上を雇用し、40種類以上の加工野菜などを製造している。第2・第3工場の建設により生産能力を引き上げるとともに、野菜の保管や選別、梱包(こんぽう)などの工程を強化し、より厳しい品質基準に対応できるようにする。

HOLUSが建設する第2工場の完成予想図(同社提供)

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