【カンボジア】カンボジア豪首相会談、協力強化を確認[経済]

カンボジアのフン・マネット首相は5日、訪問先のオーストラリア南東部ビクトリア州メルボルンで、同国のアンソニー・アルバニージー首相と会談した。両者は経済、貿易、教育、雇用、防衛を含む幅広い分野での協力強化を確認した。現地各紙の電子版が6日までに伝えた。

会談でアルバニージー首相は、東南アジア諸国連合(ASEAN)優先の方針に基づき今後もカンボジアと協調していく旨を伝えた。

フン・マネット首相は、国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)での貢献や、社会・経済開発などでの支援に謝意を表明。今後も幅広い分野での協力を深化させていきたいとの考えを示した。さらに、アルバニージー首相にカンボジア訪問を要請し、アルバニージー首相が了承した。

カンボジアとオーストラリアの貿易額は2022年実績で11億米ドル(約1,650億円)。カンボジアの主要輸出品は金(きん)、衣料、旅行用品、履物、バッグなど。主要輸入品は、教育関連旅行、シリアル、旅行用品、石炭、牛肉など。

フン・マネット首相は、オーストラリア・ASEAN・東ティモール特別首脳会合に参加するため、オーストラリアを訪問した。5日にはシンガポールのリー・シェンロン首相、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領とも首脳会談を行った。

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