【台湾】鳥貴族HD、台北で3Qにもオープンへ[サービス]

居酒屋チェーン大手の鳥貴族ホールディングス(HD)は4日、台湾食品大手の大成長城企業、同社のグループ会社である都城実業と合弁契約締結の調印式を開いた。鳥貴族HDは早ければ今年第3四半期(7~9月)に、台北市で「焼鳥屋 鳥貴族」をオープンする計画。焼鳥屋 鳥貴族を海外でオープンするのは初めて。

記者会見には、鳥貴族HDの大倉忠司社長、大成長城企業の韓家宇董事長、都城実業の韓家寅董事長が参加した。鳥貴族HDの担当者によると、焼鳥屋 鳥貴族は1店舗目のほかに台湾で2店オープンする計画で、場所は台北を中心に想定している。

大倉氏は「海外初の店舗を台湾でオープンする計画で進めている。台湾は親日的であることに加え、焼き鳥文化が根付いていることから、台湾を選んだ」とコメントした。

韓家宇氏によると、台北の店舗は旗艦店となり、市内の主要商圏にオープンする予定。20~40代の男女や家族をターゲット層とする。今後は全域での店舗展開を目指すと意気込みを示した。

韓家宇氏は、「焼鳥屋 鳥貴族で、大成グループは鶏肉の供給を担当する」と述べた。たれは日本から輸入するとし、「為替レートの影響により商品価格は日本より若干高くなる見込みだが、コストパフォーマンスは高いはずだ」と強調した。

鳥貴族HDは2月末、都城実業と台北市に合弁会社「鳥貴成」を設立すると発表。今年4月の設立、今年7月の事業開始を予定している。資本金は6,500万台湾元(約3億787万円)で、折半出資で設立する。

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