過熱抑制策撤廃で不動産購入の波

先に発表された財政予算案によって不動産市場の過熱抑制策がすべて撤廃された後、住宅市場の新規プロジェクトに対するマインドがたちまち好転した。3月4日付香港各紙によると、長沙湾の新築住宅プロジェクトは政府の過熱抑制策撤廃を機に3日に第1弾の販売が開始され、これは過熱抑制策の完全撤廃後の最初の住宅物件売り出しとなった。販売が開始された物件は投資家を惹きつけ、売り出された138戸は4時間も経たないうちにあっという間に完売した。

長沙湾にある恒基兆業地産傘下のベルグラビアプレイスは競争率30倍を超える4400件以上の購入申請を集めた。尖沙咀のミラマーショッピングセンターの販売窓口で138戸の販売が行われ、午前10時前にはすでに抽選への登録を待つために多くの代理店や購入希望者が会場を訪れた。ベルグラビアプレイスは昨年12月初旬に低価格で発売された天水圍のYOHO WEST第一弾350戸が即日完売となったのに続き、約3カ月ぶりの即日完売となった。

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