野菜栽培の研究成果を生産者に報告 栃木県農業試験場が夏の高温対策を呼びかけ

とちぎテレビ

夏の高温対策をはじめ、野菜の栽培に関する研究成果を生産者に報告するセミナーが2月27日、宇都宮市にある県農業試験場で開かれました。

夏の高温対策をテーマにした今回のセミナーには、野菜の生産者などおよそ100人が参加しました。去年(2023年)の夏は記録的な暑さとなりさまざまな農作物で生育や収量、品質などに影響があったことから、栃木県農業試験場の職員から今後の対策が報告されました。

出荷量については、トマトが去年の10月でいつもの年の43%だったのをはじめ、ニラは9月にいつもの年の72%になるなど暑さで、多くの野菜が影響を受けたということです。そのため職員は、ハウスの光をさえぎったり適切に水やりを行ったりするなどの対策を呼びかけていました。

また、トマトの安定生産に関する技術や高温に強いニラの新しい品種が紹介されました。

参加者たちは、ニラの新しい品種の育成状況とトマトの新たな施設となる次世代型ハウスを見学しました。

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