3月は「自殺対策強化月間」 栃木市で自殺防止を呼びかける街頭活動「一人で悩まず相談を」

とちぎテレビ

3月は「自殺対策強化月間」です。

1人で悩まずに自殺の防止につなげようと設置されている相談窓口について広く知ってもらおうと5日、栃木市のスーパーで街頭活動が行われました。

自殺の防止に向けて栃木市のスーパーで街頭活動を行ったのは、栃木県と栃木市の職員合わせて7人です。進学や就職、転勤など、生活環境が大きく変わることから毎年3月は自ら命を絶つ人が多くなる傾向にあります。そこで国は3月を「自殺対策強化月間」に定めています。

職員たちは相談窓口の一覧が書かれたウェットティッシュなどを買い物客に配ってPRしました。

国によりますと2022年の1年間に自殺した人は、全国で2万1881人と前の年に比べて874人増えました。男性が2009年以来13年ぶりに増加に転じ女性も3年連続で増えています。

栃木市の自殺者は2022年の1年間で29人でした。特に40代から50代と、65歳以上の高齢者が多く全体のおよそ8割を占めています。

県などはこころの悩みに関する相談窓口を設けています。

電話番号は栃木健康福祉センター0282・22・4121。栃木いのちの電話028・643・7830です。また、LINEによる相談も受け付けています。

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