八ツ橋、おかき、郷土料理、弁当…京の老舗26店、食品や工芸品 新店記念の特別企画 スズラン高崎

大勢の客でにぎわう京都展

 名産品を集めた「京都展」(京都市、京都物産出品協会など主催)が6日、群馬県高崎市鞘町のスズラン高崎店で始まった。同協会の75周年と、2月末に新店舗を開業した同店の完成を記念した特別企画。老舗26店が伝統の食品や工芸品をそろえ、大勢の客でにぎわう。11日まで。

 八ツ橋、おかき、郷土料理「ばらずし」、ウナギやアサリの弁当といった多彩な食品の他、数量限定で銘菓「阿闍梨(あじゃり)餅」や「甘麴(こうじ)熟成食パン」などを販売。京ちりめんの洋服や数珠といった伝統工芸品も並ぶ。

 母親と訪れた八木智世さん(31)は「品ぞろえがよく、京都でしか手に入らないものがあってうれしい。新店舗は先進的な都内のデパートのよう」と話した。

 同協会の津田佐兵衛会長(74)は「名店ばかり集っている。京都にも足を運んでほしい」とPR。舞妓(まいこ)の満彩音(まさね)さん(17)は「京都の老舗を楽しんでおくれやす」と呼びかけた。

 スズランの渋沢彰一社長は同日、同市の富岡賢治市長を表敬訪問し「高崎店のこけら落としのイベント。高崎の文化度が上がれば」とアピールした。

 京都展は3階を主会場に1、2階でも開催。午前10時~午後7時(最終日は同6時、1階のみ全日午後8時まで)。7日は舞妓との記念撮影会を行う。問い合わせは同店(☎027-326-1111)へ。

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