来月の人間将棋に広瀬九段、戸辺七段ら出演 天童・百面指しも予定

天童市役所(資料写真)

 天童市は6日、今年の人間将棋(4月13、14日)に出演する棋士として、広瀬章人九段(37)、戸辺誠七段(37)ら6人を発表した。2日間にわたり対局や解説などで盛り上げる。

 初日は、いずれも初出演で、全国中学生選抜将棋選手権大会で優勝経験がある貞升(さだます)南女流二段(37)に、若手有望株の武富礼衣(れい)女流初段(24)が挑む。2日目はタイトル獲得2期の実績を誇る広瀬九段と、「戸辺攻め」と呼ばれる攻撃的な棋風を持つ戸辺七段が顔を合わせる。

 広瀬九段は2012年に続き2回目、戸辺七段は10、15年に続き3回目の出演。解説は元日本将棋連盟会長の谷川浩司十七世名人(61)、聞き手は和田あき女流二段(26)がそれぞれ務める。

 日将連創立100周年連携事業として、2日目の対局終了後に、プロ棋士・女流棋士による百面指しも開催予定。日将連には人間将棋に参加する棋士6人の他に、5人ほどの棋士を派遣してもらう。同市は、百面指しに出演する棋士について、決定次第公表するとしている。

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