テニス=ロシアとベラルーシ選手、パリ五輪・パラに中立で出場容認

[6日 ロイター] - 国際テニス連盟(ITF)は6日、パリ五輪・パラリンピックについて、ウクライナに侵攻しているロシアと同盟国ベラルーシの選手が「中立」の立場で出場することを容認すると発表した。

ITFは両国選手が国際オリンピック委員会(IOC)の規則に従い、選考や出場資格の要件を満たした場合は「個人の中立選手」として出場が認められるとコメント。多くの国際競技連盟と足並みをそろえたとした。

ウクライナ侵攻を受け、ロシアとベラルーシの選手は国際大会への参加を禁止されている。だが、IOCは昨年3月、両国の競技者が大会に復帰できるよう勧告を出していた。

中立の立場で出場する選手は、国旗、国歌、エンブレムの使用が禁じられる。また、ウクライナ侵攻を積極的に支持したり、ロシア軍やベラルーシ軍と契約関係にある場合には出場資格が与えられない。

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