三笘恩師のビッグクラブ行きはある? ブライトンCEOがデ・ゼルビ監督の去就を語る「我々は失いたくない。それでも――」

ブライトンのポール・バーバーCEOが、リバプール行きが取り沙汰されるロベルト・デ・ゼルビ監督について語った。『The Athletic』での発言をリバプール専門メディア『Liverpool Echo』が伝えている。

イタリア版ペップとも称される44歳は、昨季の途中にブライトンの監督に就任。すると、ポジショナルプレー志向のポゼッションサッカーを瞬く間に機能させ、クラブ史上初のヨーロッパリーグ出場に導いた。

また、日本代表の三笘薫に絶大な信頼を寄せ、プレミアリーグ屈指のウインガーに成長させたことでも知られている。

確かな手腕を持つだけに、ユルゲン・クロップ監督が今季限りでの退任を発表したリバプールほか、複数のビッグクラブからの関心が報じられるなか、バーバーCEOは自身の考えをこう明かした。

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「我々は彼を失いたくない。彼は傑出した監督であり、おそらくすでに世界最高の1人だ。周囲にとって魅力的な存在だが、ロベルトはブライトンが大好きで、このクラブ、人々、インフラに愛着を持っている。それに彼がしている仕事は、彼にとっても私たちにとっても良いものだという実感がある」

一方で、将来的なステップアップは視野に入れているようだ。

「それでも将来のある時点で、自分が持っているスキルを他の場所に持って行く選択肢を取るかもしれない。我々はそれを理解している」

デ・ゼルビ監督は、2022年9月にグレアム・ポッターの後任として4年契約を締結。先日、『Telegraph』紙が報じたところによると、引き抜きには1200万ポンド(約22億円)以上を支払う必要があるという。果たして、今夏にも動きはあるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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