ブラジル経常収支、1月は予想より小幅な赤字

[ブラジリア 6日 ロイター] - ブラジル中央銀行が6日発表した1月の経常収支は51億ドルの赤字となった。貿易収支の大幅黒字により経常赤字が予想より小幅にとどまった。

ロイターがまとめた市場予想は56億ドルの赤字だった。

貿易収支は44億ドルの黒字と、前年同月の8億8400万ドルより大幅な黒字だった。

一方、サービス収支は赤字幅が36.8%拡大。海外の通信やコンピューター関連、情報サービスへの支払い超過額が増えた。

外国直接投資は87億ドルに急増し、市場予想の52億ドルを上回った。

一方、対内証券投資は海外勢の買越額が16.8%減の35億ドル。株式・投資ファンドが約8億ドルの売り越しとなった一方で、債券が43億ドルの買い越しだった。

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