「泣きわめくこともできる」三笘薫ら主力が大量離脱のブライトン、指揮官が心境吐露。敵将デ・ロッシに「天才」と称された件は…

ブライトンは現地時間3月7日、ヨーロッパリーグのラウンド16第1レグで、ローマと敵地で対戦する。注目の一戦を前に、ロベルト・デ・ゼルビ監督が会見に出席した。地元メディア『Sussex World』が伝えている。

開幕早々にグレアム・ポッター監督をチェルシーに引き抜かれ、新たにデ・ゼルビを迎えた昨季、ブライトンは大躍進を遂げ、見事にクラブ史上初の欧州カップ戦の出場権を掴んだ。

しかし、今季は両翼を担う三笘薫とソリー・マーチをはじめ、重要戦力の負傷離脱が相次ぎ、大苦戦。思うように勝ち星を挙げられず、現在プレミアリーグ9位に留まっている。

厳しい台所事情を強いられるなか、負傷者問題に関して問われると、新進気鋭のイタリア人指揮官は次のように答えた。

「泣きわめくこともできるし、戦ってみることもできる。選手たちには『不満は聞きたくない』と言った。我々は挑戦する。謙虚でありたい。この1年半で自分たちが何をやってきたかは分かっている。このクラブにとって前例のないものだ。我々は歴史を作っているんだ」

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ジョゼ・モウリーニョの後釜として、古巣ローマに帰還したダニエレ・デ・ロッシ監督は、敵将として顔を合わせる同胞のデ・ゼルビを「天才」と定義した。この話題を振られた際には、こう語った。

「自分を天才だとは思わないが、他の人より優れているとは思っている。私が何か違う物事に挑戦し、ネガティブな結果を気にしないのであれば、それは真実だ」

ここ5戦でわずか1勝に留まり、直近ではフルアムに0-3の完敗を喫したブライトン。指揮官の母国で浮上のきっかけを掴めるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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