受験生、ほっと 県内公立高一般入試終了

試験を終え、ほっとした表情で会場を後にする受験生=7日午前11時半、輪島高

 石川県内の公立高一般入試は7日、社会と数学の筆記試験などが行われ、2日間の日程を終えた。能登半島地震の被災地の学校では会場が変更されるなど、地震の影響を受けながら試験に臨んだ受験生は、ほっとした表情を浮かべながら会場を後にした。合格発表は14日正午に行われる。

 奥能登から集団避難している生徒らは金沢市の県教員総合研修センターで受験した。校舎が損壊した羽咋、田鶴浜、穴水の3校は会場を変更した。県内全体では6524人が受験し、受験倍率は0.96倍だった。

 輪島高の本校舎では、試験を終えた受験生が談笑しながら帰路に就いた。2月中旬まで車中泊だったという岩﨑月希乃(つきの)さん(15)=輪島市鳳至町、輪島中=は数学の応用と社会が難しかったとし「1週間ぐらいしか勉強できなかったけど、合格できると信じている。今は家に帰って眠りたい」と話した。

 社会、数学の問題と解答例は本紙の8日付朝刊に掲載する。北國新聞の電子版「北國新聞デジタル」にも解答例を掲載する。

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