【MLB】大谷翔平と山本由伸の同時出場に「ファン絶叫」と米メディア ド軍同僚からは「メンバー表を保存しておきたい」という声も

ドジャースは6日(日本時間7日)、アリゾナ州グレンデールでホワイトソックスとのオープン戦に臨んだ。大谷翔平投手は「2番DH」で先発出場し、オープン戦2度目の先発となった山本由伸投手と初の同時出場となった。

日本が誇るスター選手の共演に対して、米紙『USA TODAY』は「オオタニとヤマモトが一緒にプレーすることで、ドジャースは次の10年のプレビューを提供した」と記した。

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■フィーバーぶりに「こんな光景見たことない」

大谷と山本の初共演に大勢のファンが駆け付けた。『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者は「ヤマモトがマウンドに上がった時、そしてオオタニが打席に立った時、ファンは絶叫し、写真を撮った」と記し、「オオタニのユニフォームやTシャツ、キーホルダーなどがギフトショップの棚から消えた」などと周囲の様子も描写した。

ドジャースのリリーバー、広島東洋カープでもプレーしたライアン・ブレイシア投手は2人の初共演について「見るのはとてもクールだ。メンバー表を保存しておきたいね」と笑った。

これまでヤンキースやレッドソックスなど人気球団でプレーしてきたジェームズ・パクストン投手も「こんな光景は見たことがない。スプリングトレーニングでこれほど多くのファンを見たのは初めてだ。別の場所にいても大きな歓声が上がれば、そこにオオタニかヤマモトがいることが分かる」と驚きを隠せなかった。

チームを率いるデーブ・ロバーツ監督は、2人の日本人スターが巻き起こしているフィーバーについて「今まで見たことがない。メディアの数も2倍から3倍になっているが、それは私たちにとっては素晴らしいことだと思っている」と話し、注目度アップを肯定的に捉えていた。

■日本語で話せるチームメートがいることは重要

また、パフォーマンス面でも2人が揃う利点を強調。「6年前にショウヘイが米国に来た時、彼をサポートしてくれる同胞の選手はチームにいなかった。そのため時には困難なことにも直面したと思う。しかし、ヨシノブがここに来た時にはショウヘイがいた。彼は同胞にコツを教えてサポートしている。素晴らしいことだ」とした。

ナイチンゲール記者が「同じ言語で会話して、同じ文化を共有・共感する。一緒に過ごせる選手がいると、両者の最高の部分が引き出される可能性がある」と指摘すると、同監督も同意。「それは非常に大きなこと。快適さがパフォーマンスの向上と自信につながると思う。母国語を話す人がそばにいると、いろいろな事がより快適になるはず。それはヨシノブだけではなく、ショウヘイにとっても助けになるはずだ」と話した。

助け合い、高め合うことができるか。日本選手がチームメートとなるメリットにも注目が集まる。

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文●SPREAD編集部

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