【政治資金パーティー】野党「会場に入り切らない」鈴木 北海道知事「来場者の状況見て対応」3700人超→1000人台“誤記載” 政治団体が収支報告書訂正

鈴木知事の政治団体が政治資金パーティーの3700人を超える出席者数を約3分の1に訂正した「誤記載」をめぐり、当日、1000人ほどしか収容できない会場を利用していたことが新たにわかりました。「有権者から負託を受けた政治家は、信頼を損なわないよう努めることが大切」(鈴木 直道 知事)3月7日行われた道議会の一般質問で、政治資金の透明性の確保についてこう答弁した鈴木知事。きっかけとなったのはある書類の訂正でした。

3700人を超える人数を3分の1に訂正

鈴木知事の政治団体は、3月5日付で2021年と22年に札幌で開いた政治資金パーティーのチケットを購入したとするいずれも3700人を超える人数を3分の1に訂正しました。政治団体は「道選管からチケットの売れた枚数ではなく、購入した人の数を記載することが適切だと指摘を受けた」としていますが、7日の道議会では…「会場定員の3倍以上ものパーティー券を販売した理由を伺う」(日本共産党 真下 紀子 道議)

資金の流れが不透明との指摘がある

政治団体は当日、1000人ほどしか収容できない会場を利用していたことが新たにわかりました。野党側は「会場に入り切らない数のチケットを売るのはいかがなものか」と追及しましたが、鈴木知事は…「当日の来場者の状況を見ながら現場で対応していた」(鈴木知事)政治資金規正法では、1回のパーティーで20万円以下の購入者の名前は収支報告書に記載する義務がなく、資金の流れが不透明との指摘があります。

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