安藤サクラ、「百円の恋」中国版の女優は「仲間」、チャウ・シンチー映画への出演も希望

米ファッション誌「W Magazine」中国語版の公式微博(ウェイボー)は6日、日本の女優、安藤サクラのインタビュー動画を公開した。

安藤が主演した2014年公開の日本映画「百円の恋」をリメークした中国映画「熱辣滾燙」は、今年の春節(旧正月)連休に合わせて2月10日に封切られ、興行収入34億元(約710億円)を突破し、今年の春節市場で最大のヒット作となった。

「熱辣滾燙」は、中国の人気喜劇女優ジア・リン(賈玲)が監督・主演したもの。21年公開の初監督作品「你好,李焕英(邦題:こんにちは、私のお母さん)」をメガヒットさせたジア・リンは今回、ボクシングに打ち込むヒロインを演じるため体重を50キロ落として臨み、公開初日に初めてダイエット成功後の姿を映画ポスターで披露し、世間を驚かせた。

「熱辣滾燙」

安藤はインタビューで、「百円の恋」が中国でリメークされてヒットしたことについて「うれしい気持ち」とし、「私がやりたかったことを、同じ作品を同じ女優という職業で分かち合って、一つの作品を違う国で作る。(ジア・リンには)お会いしたこともないけど、仲間が増えたような。仲間と言ったら失礼なのかもしれないけど。自分の心も体も削らなければいけない作品なので不思議な気持ちです。いつかお会いしたいと思いますし、早く作品を見たいと思います」と語った。

また、香港出身の俳優・映画監督チャウ・シンチー(周星馳)の作品に出演したいとも語った。

中国のファンへのメッセージについては「映画祭でカンヌに行った時も中国の方からたくさん声をかけていただいた。最近、家の近所で、自転車に娘を乗せて、すっぴんで、日常の姿で踏切を渡っていたら、たぶん観光に来ていた中国の方が『ドラマ見てます』と言ってくださって。こんなボサボサでも気づいてもらえるくらい中国の方が作品を見てくださってるんだと思って、すごく自分の自信につながった。日本で歩いていても、日本の人よりも中国の方が気づいて(くれるので)とてもうれしくって。そういう見てくださっている方々に勇気をもらって、今回も撮影に出させていただきました。なのでこれからも一緒にいろんな作品を楽しんでいけたらなと。自分の目標をもっと中国の方にも届けられるようにやっていきたいと思うようになりました」と語った。

ウェイボー上では、インタビュー動画を見た人から「とっても素敵なお話をありがとうございました」「ナチュラルでかわいい雰囲気に憧れます」「リン姉さんとサクラさんは、私にとってアジアで最も大好きな2人の女性映画スター。対談や共演をぜひ見てみたいです」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/柳川)

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