経営危機に直面している、プロバスケットボールBリーグ2部(B2)の青森ワッツの運営会社「青森スポーツクリエイション(ASC)」は7日、クラブ存続に向けた応援口座の開設を発表した。幅広く寄付を募り、選手や社員への給与支払いをはじめ、試合運営費、取引先への支払いなどの運転資金に充てる。
同社を巡っては、昨年7月に約9割の株を取得し、筆頭株主として経営に参画していた「ANEW Holdings」が経営破綻。ASC社が債務超過の解消や今期決算の黒字化などが達成できない場合、来シーズンのB2ライセンスが交付されず、資金繰りに行き詰まるなど最悪の場合は今シーズンでチームが消滅する可能性がある。
同社は融資や寄付を募って資金調達を急ぐ方針を掲げており、応援口座開設はその一環。入金額は自由(振込手数料は各自負担)。振り込み明細を証明できるものをホーム戦会場に持参した人にはステッカーを配布する。数種類あるステッカーは会場でも販売する予定。
同社の北谷稔行社長は「ワッツは資金面で窮地に立たされている。いつも皆さまに助けてもらってばかりだが、もう一度助けてもらえないでしょうか」などとコメントした。
応援口座は次の通り。
▽銀行名=青森銀行
▽支店名=新町支店
▽口座種別=普通
▽口座番号=3033978
▽口座名義=青森スポーツクリエイション株式会社