イスラエル、ガザの食料システム破壊 飢餓誘発=国連特別報告者

Emma Farge

[ジュネーブ 7日 ロイター] - 国連が任命した食料の権利に関する特別報告者マイケル・ファクリ氏は7日、イスラエルはイスラム組織ハマスとの戦いの一環としてパレスチナ自治区ガザの食料システムを破壊しており、住民の飢餓を引き起こそうとしていると報告した。

ファクリ氏は国連人権理事会で「イスラエルはガザ地区への人道援助の流入を拒否し、制限しているだけではない。ガザ地区の食料システムを破壊している」とし、「イスラエルはガザ地区のパレスチナ人に対する飢餓作戦を実施している」と述べた。

イスラエルとハマスの軍事衝突開始から5カ月が経過する中、ガザ地区北部の病院関係者は子供が栄養失調で死亡し始めていると報告。人道支援関係者はガザ地区で飢餓が発生しつつあると警告している。

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