「もはやアジアの二流だ!」ヤングなでしこに完敗した“中国女子サッカー”を母国メディアが悲観視!「奇跡など起きないぞ」【U-20女子アジア杯】

ヤングなでしこが力強くU-20女子ワールドカップの出場切符を掴んだ。現地3月7日、ウズベキスタン・タシケントで開催されているU-20女子アジアカップでU-20日本女子代表は中国と対戦。攻守両面でチームの歯車が噛み合い、2-0というスコア以上の内容で相手を圧倒した。2連勝の日本はグループBの2位以内を確保し、ベスト4進出が決定。今大会で上位4チームに与えられるW杯チケットを手中に収めた。

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立ち上がりの6分に絶好の得点機を迎えるなど健闘したU-20中国女子代表だったが、その後はボール支配で日本に圧倒され、なかなか反撃に打って出れない。シュート数は日本の24本に対してわずか4本に止まり、2戦を終えて0勝1分け1敗の3位と苦境に立たされている。

裏カードでは北朝鮮がベトナムを6-0で一蹴して1勝1分けの勝点4。最終戦はこの北朝鮮と日本が戦い、中国は2連敗のベトナムとの一戦に臨む。もし北朝鮮が日本に勝利すれば、中国がベスト4に進む可能性は消滅。北朝鮮が敗れて勝点4で並べば得失点差の勝負となるため、ベトナム戦では大量得点が不可欠となる。

こうした厳しい状況に中国メディア『新浪体育』も悲観的だ。「日本が強敵なのは分かり切っていた事実だが、それでも引き分けに持ち込まなければいけなかった。やはり勝負所で発揮する実力差は大きく、完全に力負けした格好だ」と評しつつ、「日本は突破を決めたとはいえ、北朝鮮戦で手を抜いたりはしないだろう。日本の勝利を信じるしかない」と期待を寄せた。

だが一方で「奇跡など起きない。自分たちで掴むしかないのだ。北朝鮮が日本を相手に大量失点で敗れるとは思えず、ベトナム戦で中国は少なくとも5点以上は取らなければならない。だがはたして、今大会の中国にその力があるだろうか」とトーンダウンした。

さらに、嘆き節は続く。「中国の女子A代表は2022年の女子アジアカップ優勝から一気に転げ落ちた」と説明し、「昨年の女子ワールドカップで史上初のグループステージ敗退の屈辱を味わい、自国開催のアジア大会は3位止まり。パリ五輪予選も最終ラウンドさえ進めず敗北。もはや男子と同じく、女子もアジアの二流となってしまった」と論じる。

そして最後は「日本との生死を賭けた一戦に敗れた。もしこのままU-20女子ワールドカップにも出場できなければ、中国女子サッカーにとって新たな大きな痛手となる。なんとか粘って出場権を掴んでほしいところだ」とエールを贈った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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