関東の平地で積雪、都心も 低気圧が発達、交通への影響注意

気象庁の庁舎=東京・虎ノ門

 日本の東を急速に発達しながら進む低気圧の影響で、関東では8日、東京都心を含む平地でも雪が積もった。気象庁は、積雪や路面の凍結による交通への影響に注意を呼びかけた。

 気象庁によると、積雪は8日午前9時までに最大でさいたま市4センチ、東京都心と横浜市で1センチ。東京都心で3月に積雪を観測したのは2020年3月29日以来で、約4年ぶり。都内でも早朝、寒そうに傘を差し、足元を気にして通勤する人の姿が見られた。関東の平地では昼前にかけて雪や雨が降る見通し。

 JR東日本によると、中央線の山梨県内の一部区間と、青梅線の一部区間で運転を見合わせた。中央線を走る特急も一部の列車が運休した。

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