ロシア、2年は戦争継続可能 リトアニア情報機関が分析

 【キーウ共同】リトアニアの情報機関が7日、ウクライナに侵攻するロシアは少なくとも今後2年間、戦争を継続する能力を有するとの報告書を発表した。ロシア経済については、原油輸出や軍需産業の成長、西側諸国による制裁の回避によって、予測よりも好調だと分析した。

 報告書はロシアの目標について、短期的にはウクライナ東部・南部4州の制圧地域の拡大だと指摘。長期的にはウクライナの独立を損ない、中立化させて軍事力を奪おうとする狙いを変えていないとした。

 ロシアは侵攻を始めた2022年に甚大な損失を被ったが、23年には軍部隊を再編して強化したとの見方を示した。

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