山形新幹線、22年にもオーバーラン 郡山駅で、積雪や編成は今回と同様

山形新幹線(資料写真)

 福島県郡山市のJR郡山駅で6日朝に発生した山形新幹線つばさ121号のオーバーランで、同駅で2022年12月にも、つばさがオーバーランしていたことが7日、JR東日本への取材で分かった。当時も線路内には積雪があったとみられ、車両編成も今回と同様、つばさのみの7両だった。

 同社新幹線統括本部によると、同駅で2022年12月18日夜、東京発山形行きの山形新幹線つばさ159号がホームの停止位置を通り過ぎ、約160メートルオーバーランした。この影響で、山形新幹線など上下計5本に最大35分の遅れが発生し、約1800人の足が乱れた。速度超過時に自動ブレーキをかける列車自動制御装置(ATC)は正常に機能していたが、原因は分かっていない。

 同社は6日に起きたオーバーランについて、7日も引き続き調査した。ATCに異常はなかったことが新たに分かったが、原因の特定には至らなかった。

© 株式会社山形新聞社