小型無人機使い自動除雪 酒田市とNTT東が実証実験

無人機を使った自動除雪の実証実験が行われた=酒田市日向コミュニティセンター駐車場

 酒田市とNTT東日本山形支店は7日、同市日向コミュニティセンターで、無人機を用いた自動除雪の実証実験を行った。デジタルトランスフォーメーション(DX)推進に向けた連携協定の一環で、機材の動作を確認した。

 赤外線センサーを使って積雪深を計測し、設定数値を超えると、電子メールを通じて小型無人機が自動的に稼働する仕組みだ。衛星利用測位システム(GPS)で除雪機を制御する。カメラも備え、現地の様子をリアルタイムで見ることができ、作業の様子は録画できる。クラウドシステム開発のアクセルマーク(東京)と小型無人機開発のエバーブルーテクノロジーズ(同)の協力を得て実施した。

 同センターの駐車場で実験した。無人機は全長約130センチ、横幅約85センチの試作機を用いた。市などの関係者が参加し、カメラの映像、無人機の動きなどを確かめた。8日にも同所で実証実験を行う。

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