「春の全国火災予防運動」最終日 東武宇都宮駅で車両火災消防訓練「万が一に備え役割や連携など確認」

とちぎテレビ

3月1日から始まった春の全国火災予防運動最終日の7日、鉄道の車両火災を想定した消防訓練が東武宇都宮駅で行われました。

訓練は宇都宮市中央消防署や消防団、東武宇都宮駅の職員などおよそ30人が参加して、東武宇都宮駅に着いた列車の1両目の座席付近から火が出たとの想定で行われました。

乗客から「火事だ」と報告を受けた駅員が、手分けして消防への通報や消火器を使った初期消火、さらに、転んで腕を骨折した乗客などを誘導して避難させました。

続いて消防隊員が到着し、煙を吸って逃げ遅れた重傷の乗客を車内から素早く救出した後、消火作業を行い火を消し止めました。

宇都宮市消防局によりますと、今年に入ってから6日までに、宇都宮市内で発生した火災は21件で、1人が亡くなっています。そのうち車両火災は4件、すべて自動車で鉄道の火災は起きていないということです。

参加者は本番さながらに、万が一に備えて役割や連携などを再確認していました。

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