「サクラミライ新大村」オープン 駅東側に複合施設 長崎県内最大「無印良品」も

オープン直後、買い物客が続々と入店する無印良品新大村駅前=大村市植松3丁目

 西九州新幹線新大村駅(長崎県大村市植松3丁目)東側に整備する複合施設「サクラミライ新大村」が7日、一部オープンし、開業を予定する10店舗のうち3店舗が営業を開始した。「無印良品」としては県内最大規模の「新大村駅前」も開店し、関係者がテープカットで祝った。
 ほかにスターバックスコーヒーと美容室も開業。「ゆめマート新大村」はシステム障害の影響でオープンを延期している。今秋完成予定の分譲マンションも建設中。
 無印良品は良品計画(東京)が展開する生活雑貨ブランド。新大村駅前の売り場面積は通常店舗より2倍程度広い約2千平方メートルで、県内4店舗では最大となる。ファミリー層の利用を見込んで子ども服の取り扱いを強化したほか、家具や寝具のシーン展示もあるという。

無印良品新大村駅前の外観。右奥が新大村駅

 開店前にオープニングセレモニーがあり、奥昇己店長は「地域と一体となり、日常生活を支えるサービスを通して皆さまのお役に立ちたい」とあいさつ。園田裕史市長は「利便性が高い大村暮らしを体感できるのがサクラミライ。(無印良品では)ライフプランを提案いただける」と述べた。  開店と同時に大勢の利用客が店内に入り、目当ての商品を買い求めていた。大村市内の男子中学生(14)は「(無印良品の店舗が市内になかったので)これまでは長崎に行かないといけなかった。文具やおかしとか、いろいろな物を見たい」と話した。
 地元の植松3丁目町内会の一山昇会長(69)は「町の景色が変わった。これからどうなるか未来が楽しみ」と話した。

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