岩手県内市町村、議員の男女均等へ道半ば 8日は国際女性デー

 岩手県内市町村議会の総定数に占める女性議員の割合は、1日現在で14.5%にとどまることが岩手日報社のまとめで分かった。10年前に比べほぼ倍増したが、2018年施行の「政治分野における男女共同参画推進法」で目指す男女均等に向けては道半ばだ。8日は国際女性デー。識者は性別や年齢など、地域社会の実態を反映した議員構成が望ましいと指摘する。

 33市町村議会の総定数565人のうち女性は82人。14年同期は総定数632人に対し、7.8%に当たる49人だった。人口減少に伴う行政改革などを背景に議員定数の削減が進んだ一方、女性参画が増えた。

 市町村によってばらつきがあり、割合が最も高いのは紫波町で38.9%。矢巾町27.8%、滝沢市25.0%と続いた。20%台は14年同期に北上市のみだったが、10年が経過して6市町村となった。

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