転落の恐れ…埼玉で“側溝のふた”次々消える、何カ所も開けっ放し状態だった 犯人逃走中、鉄製で格子状のグレーチングふたどこへ 周辺にバリケード設置、落ちぬよう注意を

以前も盗まれ、押収されたグレーチング(県警提供)

 埼玉県川越市は6日、市内の道路などに設置されているグレーチングふたの盗難被害が複数発生している、と発表した。

 市道路環境整備課と河川課によると、グレーチングふたは転落を防止するため、側溝や集水升にかぶせる格子状になった鉄製のふた。3日以降、市民や川越署からの通報で複数の場所でふたがなくなっていることが判明し、6日までに同市南田島の市道や小ケ谷の水路など、計20カ所で被害が確認されたという。

 市は同署に被害届の提出手続きを進めるとともに、ふたがなくなっている場所の周辺にバリケードを設置するなどして、安全の確保を図っている。

■日高もふた7枚盗まれる 市民から連絡

 日高市は7日、同市北平沢の市道に設置されていた鉄製グレーチングふた計7枚(被害額約15万円)が盗まれたと発表した。

 市によると被害に遭ったグレーチングふたは、集水升用の60センチ四方が1枚、70センチ四方が3枚。側溝用は60.5センチ×30センチが3枚。7日午前8時40分ごろ、市民から「グレーチングふたが盗まれているようだ」と連絡があった。

 市は110番するとともに、職員2人が現地を確認した。市は飯能署に被害届を提出する手続きを進めている。

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