第96回選抜高校野球大会(18日開幕、甲子園球場)の組み合わせ抽選会は8日、大阪市内で行われた。能登半島地震で輪島市の校舎が大きな被害を受けた航空石川(4年ぶり3度目)は第6日・23日の第1試合(午前9時開始予定)で常総学院(茨城)と対戦する。2年ぶり16度目出場となる星稜は大会初日の18日第2試合(午後1時開始予定)で21世紀枠の田辺(和歌山)とぶつかる。
航空石川は地震でグラウンドが使えなくなり、系列校である山梨県甲斐市の日本航空などで練習している。常総学院は昨年の関東大会で4強入りし、3年ぶり11回目の出場となる。
昨年の明治神宮大会を制した星稜は優勝候補の一角に挙げられる。対する田辺は部員わずか18人ながら昨秋の県大会で準優勝し、21世紀枠で76年ぶり3度目の出場を果たした。
石川から2校が同時出場するのは6年ぶり。北信越地区の出場枠は通常2枠だが、星稜の神宮大会優勝によって北信越枠が1増となり、昨年の北信越大会3位の航空石川が出場権を得た。北信越からは敦賀気比(福井)も出場し、2日目第2試合で明豊(大分)と対戦する。