3人のバンドリーダーらが集結した新人バンド、The Subterraneansがデビュー・アルバムをリリース

1982年テイチクからデビューしたCROSS、1986年フォノグラムからザ・シェイクスとしてデビューした黒水伸一、1988年メルダックからソロ・デビュー、真島昌利の名盤『夏のぬけがら』もプロデュースしている篠原太郎という3人のヴォーカリストと、スイマーズ、ベネッツ等幾多のバンドに在籍&セッションをしてきたザ・レザーズのドラムス久保田敏明が、ビート詩とロックのイベント〈Naked Songs〉を首謀する若松サミ(故下村誠のイベントの継承者)からの無茶とも言える提案により集結。

2018年、ジャック・ケルアックの小説『地下街の人々』からバンド名をザ・サブタレニアンズと名付け活動を開始しました。

日本のロックのロードサイドを30年以上、走り続けた彼らのキャリアは伊達ではありません。コロナ明けから開始した共作作業からは沢山の新曲が生まれ、遂にこの1stアルバム『All Doors Are Open』が完成。3月8日(金)にリリースとなりました。

青春の無垢さを永遠に変えるのはロックンロール。そしてスウィートなバラッド。久保田敏明は揺るぎないリズムで支える「若さという幻」。「ここは愛の惑星」と黒水が歌うイメージがあふれるリリックは孤独な夜の心象風景。メジャー7コードが切なく響く「愛の惑星」。「ゴー・ストレート・ニルヴァーナ」は、さきのイベントで観客から募ったコトバを紡いで完成させたとのこと。炸裂するロック・ナンバーでの篠原のイノセントなヴォーカルは不変です。ギターリフを軸とした「ジェリーのMagic Box」は、3人のヴォーカルが入れ替わり登場しては、魔法の箱を開けてみろと誘います。

彼らの信条であるビート・ミュージックに、鋭い日本語のポエトリーが連なります。ロッキンなサウンド。ブルースハープと8ビート。個性あるヴォーカリスト3人の声が交錯する奇跡。このバンドの最大の魅力でしょう。

本アルバムすべてに通ずるのは、けして色あせない「希望を希求する心」。そう「すべての扉はひらかれている」のだから。多種多様な全12曲を存分に楽しめる一枚に仕上がっています。

あわせて、アルバムのティーザー動画が公開。6月28日(金)東京・吉祥寺 ROCK JOINT GBでのTHE KIDSとの2マン・イベント情報も発表されました。3月9日(土)には東京・下北沢lownにて、『All Doors Are Open』からの曲を中心にアコ・ヴァージョン、バンド・ヴァージョンによるスペシャルなレコ発ワンマン・ライヴも開催されます。

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