若年妊産婦がFPやネイリストの資格取得 沖縄市が2023年度始めた事業で

 沖縄県沖縄市が2023年度から始めた若年妊産婦の資格取得費用の補助を活用し、ファイナンシャルプランナー3級に1人、ネイリスト技能検定3級に2人が合格し、計3人が資格を取得した。2月21日の沖縄市議会2月定例会の代表質問で、市の比嘉俊昭こどものまち推進部長が答えた。

 資格を取得した3人は、就職に向けて、上位や別の資格取得に励んでいるという。比嘉部長は「自立に向けた支援の充実に取り組む」と述べた。

 市は、自立支援のため24年度も継続する方針で、当初予算案に約270万円を計上した。可決されれば、国の職業訓練の教材費や資格受験費用のほか、民間講座の受講費を全額補助する。対象は、市が運営する若年妊産婦の居場所「ゆくるん」の利用者。

 問い合わせは市こども相談・健康課、電話098(939)1252。

(中部報道部・屋宜菜々子)

(資料写真)

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