「馬鹿げている」ベリンガムが自身への出場停止処分に猛反発!「攻撃的な発言などしていない」

下された処分に、到底納得がいっていないようだ。

レアル・マドリーは3月2日、敵地でバレンシアと対戦(ラ・リーガ27節)。前半に2点を先行されたものの、ヴィニシウス・ジュニオールの2ゴールで同点に追いつくと、後半終了間際にブラヒム・ディアスのクロスからジュード・ベリンガムがヘディングシュートを決め、劇的な逆転勝利――。

かと思われたが、クロスを上げたタイミングでヘスス・ヒル・マンサーノ主審がタイムアップの笛を吹いていたため、得点が認められず2-2で試合終了。この判定に納得のいかないマドリーの選手たちが試合後に猛抗議すると、その流れでベリンガムがマンサーノ主審を侮辱したとして、レッドカードが提示されていた。

スペインサッカー連盟(RFEF)の競技委員会は3月6日、ベリンガムに2試合の出場停止処分を科すと発表。この処分に対し、ベリンガム本人が言及したようだ。スペイン紙『ムンド・デポルティボ』が報じている。

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6日に行なわれたチャンピオンズリーグのRBライプツィヒ戦(ラウンド16第2レグ)の試合後、インタビューに応じたベリンガムは次のように語っている。

「調査中だから現時点で何も言うことはできないが、何が起こったかはみんな知っている。僕は主審に対して攻撃的な発言などしていない。チームメイトと同じように抗議しただけさ」

さらに「処分には納得していないが、クラブが控訴すれば軽くなる可能性はあると思う。2試合の出場停止というのはちょっと馬鹿げているよ。でも、欠場が決まったときは、全力でスタンドからチームをサポートするつもりだ」

このまま処分が覆らない場合、マドリーは28節のセルタ戦と29節のオサスナ戦でチーム得点王を欠くことになる。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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