[ソウル ８日 ロイター] - 韓国の独禁当局である韓国公正取引委員会（ＦＴＣ）は、メタ・プラットフォームズに対する制裁を検討する。同社傘下のフェイスブックとインスタグラムが運営するマーケットプレイス上で、一部のユーザーを不正取引から保護しなかったことが理由という。韓国メディアが８日に報じた。
聯合ニュースと東亜日報が関係筋の話として報じたところによると、ＦＴＣは電子商取引法違反の可能性について調査を行い、昨年末にメタに調査報告書を送付した。この報告書は、ＦＴＣが調査結果を精査し、正式な措置を決定する前の段階となる。
聯合ニュースによると、フェイスブックとインスタグラムのマーケットプレイスで販売取引に関する問題が発生した際、メタが利用者を保護して救済するための適切な措置を講じなかったとＦＴＣは指摘している。
ＦＴＣは、調査中の案件にはコメントしないという方針から報道内容に関する言及を差し控えている。メタにコメントを求めたが回答は得られていない。
