大リーグ復帰目指すバウアー、ドジャース戦「電撃参戦」に古巣驚き 「試合を中止したり妨害したりすることはない」地元メディア報道

元DeNAのトレバー・バウアー投手(33)が2024年3月11日(日本時間)のロサンゼルス・ドジャース戦に急遽参戦することになった。米アリゾナ州を拠点にするトラベリング・チーム「アジアンブリーズ」が3月7日に発表した。

スポーツ紙の報道によると、アジアンブリーズはプロ契約を目指す選手が所属する春季限定のチームで大リーグ傘下の球団などと試合を行う。

女性問題でドジャースを戦力外に

バウアーは大リーグのアリゾナ・ダイヤモンドバックス、クリーブランド・インディアンス、シンシナティ・レッズ、ロサンゼルス・ドジャース を経て23年シーズンにDeNAに入団した。

レッズ時代の20年に、その年に最も活躍した投手に贈られるサイ・ヤング賞を受賞。ところがドジャース移籍後の21年に性的暴行などの疑いで女性から訴えられ、大リーグ機構(MLB)から制限リストに入れられてプレーできなくなった。22年2月に不起訴処分となったが戦力外となり、23年3月にDeNAと契約した。

23年オフにDeNAを自由契約となり、大リーグ復帰を目指しているが、現時点で大リーグ球団と契約できずにいる。

元サイ・ヤング賞投手の動向は米国で注目されており、複数のメディアがバウアーの電撃参戦を報じた。

ドジャースの地元紙ロサンゼルスタイムズ(WEB版)は「2023年1月にバウアーを放出して以来バウアー投手から距離を置いていたドジャースのチーム関係者にとっては(参戦は)驚きだった。ドジャースは試合を中止したり、バウアーの出場予定を妨害したりすることはないと予想されている」などと伝えた。

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